「あらあら、しょうがない子ね」

お母さんは、ゆみの頭を優しく撫でていた。

「お姉さんが入学式なの?」

お母さんの隣に座っていたおばさんに、ゆみ

は質問されて答えられずにいた。

「お姉ちゃんもだけど、あなたも今日が入学

式なのよね」

お母さんの横でモジモジしていたゆみの代わ

りに、お母さんがおばさんに答えていた。

「あら、中学生なの?」

おばさんは、ゆみの小さい体を見ていた。