「ほら、着いたわよ」

やっぱり、いつもお姉ちゃんと電車で通って

いる時と違い、車だと歩かずに学校までいけ

るため、通学が早くて楽だった。

お母さんの朝は忙しいので、出発が遅くなっ

てしまって、中等部の入学式はもう既に始ま

ってしまっていた。

「もう体育館でやっているみたいよ」

「遅刻だね」

お母さんは、車を停めると、ゆみの手を引い

て体育館の中へ入る。