それより何よりも、ニューヨークでは、家に

いたおじいちゃんやおばあちゃんとも殆どず

っと英語で会話していて、日本語はたまにし

か話してこなかった。そのおかげで皆の会話

の内容がよくわからなかった。

「もっと、向こうでもちゃんと日本語で話し

ていればよかったな」

今更、後悔しても遅かった。

「ハロー、ユミ。日本語ワカリマスカ」

男の子が笑いながら、ゆみへ外国人風に話し

かけてみせて、クラスの皆が笑っていた。