「ゆみ、フラフラ歩いてんじゃないのよ」

祥恵は、妹の手を掴むと一緒に歩きながら、

妹に注意した。一緒に歩いていて、姉として

心配になるぐらい鈍くさい妹だった。

「この子、大丈夫かな」

ゆみは、短い足で道路をフラフラ歩いている

し、自分よりも大きなバッグ抱えて揺れてる

し、何よりも何をするにも動作が鈍くさい。

「通学路を覚えるまでどころか、ずっと1人

でなんか通学できそうもないんだけど」

祥恵は、妹の手を引きながら考えていた。