「私は、バスの屋根ですぐわかったの」

ゆみは、シャランに言った。

「なあに、これ?」

ゆみがトイレからデスクに戻ると、机の上に

バスのマニュアルが置かれていた。

「それ、ゆみちゃんのよ」

ゆみは、経理担当に言われた。

「私の?」

「なんかの時に使ったら」

「私の車って、赤い小さなベンツだけど」