麻美子も、初めてこのキャタツを登ったとき

には、上手くよじ登れなかったものだ。

横浜マリーナの船台上への上り下りするシス

テムは、もう少し登りやすいシステムがある

と良いのにと麻美子は思っていた。

「そのドアを開けて、中へどうぞ」

麻美子は、一番ドアの近いところに立ってい

た中村陽子に声をかけると、中村陽子はドア

を開けて、ヨットのキャビンの中へ入った。

「おじゃまします」

他の皆も、キャビンの中へ入った。