「はい、スタート!」

タイムを取っていた瑠璃子は大声で叫んだ。

それに合わせて、棒を持ち上げていた陽子が

デッキ上に棒を下ろした。

スタートライン周辺にいたヨットたちは、瑠

璃子のスタートの号砲で一斉に飛び出した。

「さあ、レースが始まったぞ」

隆は、瑠璃子に言った。

「プロントのペナルティ点数っていくつ?」

「知らん、松浦さんに後で聞いてみな」