「うん、越えているね」

瑠璃子が、隆に頷いた。

「その時は、笛をピーーって強めに吹いて、

プロントさんはペナルティだよっていうのを

教えてやるんだ」

隆に言われて、瑠璃子はプロントに向かって

笛を強めに吹いた。

瑠璃子の吹いた強めの笛の音は、プロントだ

けではなく、周りの他のヨットにも、当然聞

こえていた。