麻美子は、ラットを握っている香代の姿を眺

めて感心していた。

「もう麻美子よりも、香代の方がぜんぜん上

手くなっているよ」

隆は、麻美子に言った。

「そうかもね」

麻美子は、隆に頷いた。

「10分前になったら誰がこの笛を吹く?」

「私が吹こうか」

瑠璃子が、隆に返事した。