「まあ、そうだろうな。あのヨットじゃ、参

加してもレースでは重くて勝てないものな」

松浦さんは、麻美子に返事した。

「それでさ、レースに参加しないのならば、

ラッコさんには、お願いしたいことがあるん

だけどな」

「なんですか?」

麻美子は、松浦さんに頼まれて、一緒にクラ

ブハウスの2階へと上がっていった。

「うちのヨットで、お役に立てるのかしら」