「それでは、生徒さんたちを振り分けます」

マリーナ職員が皆に伝えた。

「自分の船の名前が呼ばれたら、オーナーさ

んは教室の前方に出てきて下さい」

教壇の先生に代わってマリーナ職員が、教室

の後ろの方に集まっていたヨットのオーナー

さんたちに声をかけた。

「ウララさーん!」

「はーい」

先生に呼ばれて、オーナーの松浦さんは、教

室の前方に移動した。