「え、サバ焼き!」

香代は、麻美子が作っている今夜の夕食を見

て、叫んだ。

「そう、温泉でサバ焼き定食を食べたいって

話していたでしょう」

麻美子は、香代が言っていた言葉を覚えてい

て、今夜の夕食はサバ焼きにしたのだった。

「明日は、懐かしの大島に行って、その後に

横浜に帰るんだよね」

「あーあ、横浜に帰りたくないな」