瑠璃子と陽子が、キャキャっと笑っていた。

「それじゃ、近所のおばさんも、フォアキャ

ビンで寝ますね」

雪が、フォアキャビンに入りながら言った。

「ラッコって家族か」

「そう、クルージングに出ている間だけでも

ラッコって家族だよ」

隆が、陽子に繰り返し返事していた。

「でもさ、家族は良いんだけど、俺ってお父

さんなのか?せめて、一番上の兄じゃない」