さっきまで見ていた側の神津島は緑が多かっ

たのに、逆側に来たら、緑が切り開かれてい

て、山の上の方まで家々が建ち並び、街が出

来上がっていた。

「こちら側が、熱海からやって来ている観光

船も泊まる神津島の中心だもの」

隆は、麻美子と雪に伝えた。

「今日は、神津島に入りませんか!?」

ラッコの真横に寄って来て、並んで並走して

いたアクエリアスが声をかけてきた。