「陽子、釣りでもしようか」

朝ごはんを食べ終わった隆は、横に腰掛けて

いる陽子に声をかけた。

「釣り?」

「うん。釣りしてみよう」

隆は、陽子と一緒にキャビンの中に入ると、

パイロットハウスの床板を開き、床下にしま

ってあった釣り道具を取り出した。

「これ、どうやって使うの?」

「飛行機というトローリング用の釣り竿さ」