「そうですね、確かに式根に渡るよりは、三

宅の方が船の数も空いていそうですけどね」

隆は、周りの皆の顔を眺めた。

「どうする?どっちに行きたい」

「空いている方が良いんじゃない」

麻美子が言った。

「式根の街中も、こんな感じだものな」

中村さんが、新島の街を指差した。

「え、式根の街中もあんな感じなの」

陽子と麻美子が、聞き返した。