「日の出じゃん」

ラッコは、大島から東京湾内に戻ってきた。

「日の出?」

もう朝はとっくに過ぎていて、そろそろお昼

になろうかという時間だ。

「あそこ」

隆は、東京湾内の中央付近、本船航路の方を

指差した。

「本当だ!日の出だ」

そこには、フェリー船が走っていた。