「今から、ラッコに戻って、お料理を作るの

も面倒じゃない」

麻美子は、隆に言った。

「だから、今夜の夕食は、ここで食べて行こ

うってことになったの」

レストラン奥のテーブルには、「ラッコ様」

と書かれたプレートが立っていた。

「ラッコに戻って、夕食にしたかった?」

麻美子は、隆に聞いた。

「いや、別に」