「右!そこからだと、もうお風呂屋の建物も

見えているはずだけど」

隆が、山道を登りながら、麻美子たちの方に

向かって叫んだ。

「かんぽの宿」

「そう、それ!」

隆と陽子は、昨日も来ているホテルのエント

ランスで日帰り入浴をお願いした。

「それじゃあね」

麻美子は、隆と別れて女湯に入った。