「どうせ、レンタカー屋さんだって、元町の

お店まで戻るんだろうから、途中のお風呂屋

さんまで乗せててもらっても良かったよな」

隆は、レンタカー屋さんが運転して帰って行

く車の後ろ姿を眺めながら呟いた。

「そんなことしなくても、ちゃんと足がある

んだから、すぐ近くなんでしょう」

麻美子が、隆に言った。

「自分の足でお風呂屋さんまで歩いていけば

良いでしょう」