「そこのバス停の前の細い道を上がって行っ

たところに、大きなホテルというか郵便局の

かんぽの宿泊施設があるんだ」

隆が説明した。

「そこで日帰り入浴させてもらえるんだよ」

隆が指差したバス停の先には、上に上ってい

く山道が伸びていた。

「今日は、もうあの山道を登っていく気力は

ないかな」

瑠璃子が隆に答えた。