隆は、陽子と香代に伝えてから、自分自身も

舫いロープを持って岸壁に飛び移り、岸壁の

突起物とラッコとを舫いロープで結んだ。

それを見て、陽子と香代も同じように岸壁へ

飛び移って、隆と反対側の岸壁の突起物に舫

いロープを結びつけた。

「大丈夫?落ちないでよ」

麻美子は、2人を心配そうに見ていた。

麻美子の心配をよそに、陽子と香代の2人と

も全く飛び損ねてしまうことはなかった。