「うん」

麻美子は、隆に頷いた。

「なんか真っ黒な岩ばかりね」

車が三原山の麓辺りまでたどり着くと、周り

の景色が黒い溶岩だらけになった。

「噴火の後なんだ」

「まだ三原山は噴火しているじゃん」

隆が、車窓から見える三原山の頂上を指差す

と、山の頂上からは、未だに煙がモクモクと

上がっていた。