三浦海岸を通り越して、目の前に見えている

大島に向かって走っていた。

大島の波浮港は、島の反対側にある漁港なの

で、ぐるっと大島を回り込む必要があった。

「俺も、少し寝てきていいか」

隆が、2人に言った。

「コースは大丈夫だよな?」

「うん」

ラットを握っている香代が、GPSの画面を

眺めながら頷いた。