「はい、次は雪と交代」

30分ぐらい陽子がラットを握った後で、隆

は雪に命じた。

雪が陽子からラットを引き継いで、必死にラ

ットを握っていた。

陽子から雪にヘルムが代わって、ラッコの船

体は、右に左に少し蛇行しながら走り始める

ようになっていた。

「しっかりまっすぐ持とうな」

隆が、雪のラットをサポートしていた。