2人は、アフトキャビンのベッドに仲良く並

んで眠りについた。

「陽子、ヘルムを変わってくれるかな」

ずっと横浜マリーナから観音崎の先までラッ

トを握り続けてきた隆が、陽子に頼んだ。

「いいよ。ずっと握っていたものね。疲れて

きちゃうよね」

陽子は、隆と変わってラットを握ると、ヨッ

トの操船を引き継いでいた。

「とりあえず観音崎灯台を目指すね」