「なんなら、ここから会社に行く時も、この

車で渋谷に立ち寄って、秘書だけじゃなく、

俺の運転手もしてくれないかな」

麻美子は、隆の話を聞いて、思わず吹き出し

てしまっていた。

「隆って、前にも会社で運転手が欲しいって

言っていたものね。うちから渋谷まで東横線

で帰るって話よりも、私に運転手をやってく

れっていう方が話のメインでしょう」

隆の考えていることをズバリと当ててしまっ

ていた麻美子だった。