「え、俺は、帰りに車の運転があるから」

「大丈夫、大丈夫」

麻美子は、隆がいつも車の鍵を入れている方

のポケットに手を突っ込むと、車の鍵を受け

取っていた。

「え、そうなの。それじゃ、運転はお願いし

ちゃおうかな」

隆は、缶ビールを開けると、陽子の持ってい

る缶ビールに乾杯してから飲み始めていた。

隆は、さっきまで麻美子と雪、瑠璃子がして

いた会話には何も気づいていなかった。