絡まり合ってしまっていたアクエリアスのセ

イルは、一向に外れず絡まったままの状態で

ずっと走り続けていた。

隆は、後ろのアクエリアスのことは、ぜんぜ

ん気にせず、ラッコを前へと走らせていた。

「隆、助けに行って上げようよ!」

まったく後ろのアクエリアスのことなど気に

もせずに、自分のラッコがレースでゴールす

る事だけ考えて、前方へ走らせている隆の姿

を見た麻美子は、なんか隆が冷たい奴に見え

てしまい、声が大きくなってしまっていた。