「そこに舫い結びしてもらえれば、こっちで

ロープの長さを調整するから」

「はい、わかりました」

雪は、上野さんに元気よく返事はしたものの

舫い結びがうまく結べずにいた。

「何、うまく舫い結びができないのか?」

上野さんは、アンドサンクのデッキ上から、

雪に聞いた。

「あ、はい」

「君はラッコさんのとこの生徒さんだよね」