「それは仕方ないですよ。船の種類がぜんぜ

ん違いますからね」

隆は、申し訳なさそうに、オーナーの中村さ

んに答えていた。

「まあ、仕方ないのか」

中村さんも、諦めたように言った。

「うちが、あれに勝ったら、松浦さんがショ

ックを受けてしまいますって」

金村が、中村さんに言った。

「そうだよな。向こうはレース艇だものな」