松田は、教科書の内側にマンガを隠して、読

んでいる洋ちゃんの姿を発見した。

「何もさ、部屋には俺とおまえの2人だけな

んだから、別に教科書で隠して勉強している

振りをしなくても良いんじゃないの」

松田が、洋ちゃんに聞いた。

「いや、違うよ。たまに黙って、うちのお母

さんが部屋に入ってくることあるからさ」

洋ちゃんが松田に答えると、松田は思わず吹

き出してしまっていた。