「そんなことないよ。副都心線の川越発の電

車に乗れるから、朝は渋谷までずっと座って

寝ながら学校まで来れるから楽なものよ」

松田は、洋ちゃんに言った。

「ずっと寝ているんだ」

「そう、だから余計に眠くて」

松田は、また大きな欠伸を何度もしながら、

洋ちゃんに返事した。

「座れるのも考えものだな」

洋ちゃんは言った。