由佳は、目をつぶって姉が箸で差し出した人

参を食べていた。

「そうか。沖の方の海面を集団で走っていた

ヨットの中に健ちゃんもいたんだ」

「ええ、洋ちゃんのヨットでメインシートを

持っていました」

健ちゃんは、愛菜に言った。

「そうなのね。ブイを周った後に皆、沖の方

に走って行ったでしょう」

「ええ」