洋ちゃんは手伝わせてもらえなかった。

船の前方を持っている姉の愛菜と一緒に、後

ろ側を1人で必死に抱えていた由香だったが

重くて辛そうだった。

「やっぱ一緒に持ちますよ」

洋ちゃんが、由香の横で一緒に持ち上げると

由佳は助かったとばかりに嬉しそうだった。

「あの、後ろ側は由佳1人で持てるので余計

なことしないでください!自分の船だけ運ん

でいてください!」