「おっ、頼むよ。また、俺たちでレースを優

勝しちゃおうぜ!」

洋ちゃんも、笑顔で答えた。

「あれ、あそこにいるのって武井かな?」

「ああ、そうかもしれないですね」

根岸駅に向かう電車の中で、先頭車両に同じ

ヨット教室の生徒がいることに気づいた。

「おはよう!」

洋ちゃんと健ちゃんは、武井の側に近づくと

声をかけた。