「まず、コミックじゃなくてさ」

洋ちゃんが話していた。

「俺なんか全然行ったことも無い参考書がず

らっと並んだコーナーに行ってしまってさ」

洋ちゃんは、お母さんに話した。

「俺なんかが読んでも、全然わからないよう

な難しい分厚い参考書を広げちゃってさ」

「ええ」

「あんな中学生がいるんだね」

洋ちゃんは、世も末だみたいな顔をした。