「そうなんだ」

洋ちゃんは、美樹ちゃんが乗りに来ないのは

少し残念に思っていた。

「それで、健ちゃんが誘われたんだ」

「そういうこと」

健ちゃんは答えた。

「どうしても、お母さんは叔父の手前、どち

らかを通わせたかったみたいよ」

「ふーん、兄弟がいて良いよね」

一人っ子の洋ちゃんは、健ちゃんに言った。