どちらかというと、今井隆のラッコよりも、

中村さんのアクエリアスと同じような保管ス

タイルだった。

「あ、こんにちは」

「これから出港ですか?」

「いえ、少し船内でのんびりするだけ」

片桐一郎は、3つ隣の場所に係留している顔

見知りのアクエリアスの中村さんと一緒のテ

ンダーになって、2言3言、言葉を交わして

会釈をしていた。