「せっかく浴衣を着ているんだし、また今夜

も花火大会をしようか」

麻美子は、花火屋さんの前で、手を繋いで、

一緒に歩いている香代に聞いた。

「今夜の夕食だけど、クレープを作ろうか」

麻美子は、通りを歩いている若者たちの殆ど

がクレープを食べ歩きしているのを眺めなが

ら、香代や瑠璃子たちに提案した。

「クレープなんて作れるの?」

「作れるわよ、簡単よ」