「私、背がデカくなちゃって、もう着れない

んだけどね。香代ちゃんには、サイズ的にも

ちょうど良いんじゃないかなと思ってさ」

麻美子は、香代のことをくるりと半周させる

と、浴衣の帯を結んでいた。

「ぴったりじゃない!」

麻美子は、自分の中学校時代の浴衣を着てい

る香代の姿を満足そうに見ていた。

「やだ、かわいい!」

香代が、嬉しそうに言った。